1. トップ  > 
  2. コラム一覧  > 
  3. 患者様向けコラム > 
  4. 口の中ちゃんと毎日見てあげていますか?

口の中ちゃんと毎日見てあげていますか?

患者様向けコラム

2020/12/07


<口の中ちゃんと毎日見てあげていますか?>


「予防歯科」といわれる言葉が浸透してきた今、毎日自宅での口腔内ケアにも力をいれている人も少なくありません。


電動歯ブラシに始まり、歯間ブラシやデンタルフロス。各々で自分に合うものを取り揃え、口腔内環境を整えていることかと思います。

意識が高い方は知っているかもしれませんが、歯科では「8020(ハチマルニイマル)運動」という啓発活動を長年行っています。

その内容というのは、“80歳になっても20本以上の歯を残そう”というもの。

20本以上の歯が残っていれば、食事をほぼ問題なく食べることができるのです。


とはいえ、やはり一本でも多く歯が残っている方が美味しく食事を食べられるというのが事実。

そして、予防歯科が浸透してきたとはいえ、症状がなければ歯医者に行かない人がいるのも事実であり、今の現状なのです。

美味しく食事ができるということは、口腔内の問題だけではなく、栄養や健康の面にも関与します。

早くから予防を意識することで、年齢を重ねても健康かつ快適に過ごすことができるようになるのです。




<痛くなくても口腔内環境は変化している>

 

痛みや症状がなければ、虫歯や歯周病などの歯のトラブルがないと思ってはいませんか?

実は、症状がなかったとしても、口腔内の病気は着々と進行している場合もあります。

特に歯周病の場合は、中程度ほどの状態にならないと症状がでないことが多いのです。

ですが、痛みはなくても、小さな“サイン”があなたに危険を知らせてくれている場合もあります。

歯を磨いたときに、出血したという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

不安になり、すぐに歯医者さんに行かれる方もいらっしゃるかと思います。ですが、出血したぐらいでは全く気にしないという方もなかにはいらっしゃいます。


もちろん出血だけではどの程度、歯周病が進行しているのかは判断できません。ですが、出血があるという時点で少なからず炎症があり、

歯周病が進行しているというサインであることは間違いないのです。症状はなくとも、

病気の進行を知らせてくれる“サイン”を見逃すことは病気の進行を見て見ぬふりをすることとなんら変わりないのです。

虫歯の場合も、しみるというサインが出ることもありますが、ゆっくり進行する場合には、痛みが出ないこともあります。

じわじわと虫歯が進み、ある日急激に痛み出すなんてこともあります。

虫歯は見えるところなら気付きやすいのですが、実際できやすいのは歯と歯の間などの死角になりやすいところなのです。

虫歯にしても歯周病にしても、大きな症状がなくても日々のサインへの気付きがとても重要になってくるのです。



<口の中の小さな変化に気付けるように>
「なんかしみるな」「噛んだときにちょっと痛いかも」「腫れている気がする」など。

これらの小さな変化は見逃してしまうと、あとで取り返しのつかないことになることもあります。

口腔内の病気は、虫歯や歯周病だけではないのですが、それらのそもそもの原因は磨き残しなどによる汚れが原因となることが多いのです。

ご自身で電動歯ブラシなどを駆使して、ケアは完璧にできていると思っていても、

実は自分で100%汚れを取り除くことは不可能といっても過言ではありません。

そして、磨き残しによる溜まった汚れが悪さをし始めるのは、大体3ヶ月ぐらいといわれています。

よく定期検診は3ヶ月に1度といわれる理由はそこにあります。3ヶ月に一度しっかり悪さをする汚れを落とすことにより、トラブルを未然に防ぐことができるのです。

ですが、歯医者さんでクリーニングをしてもらい一時的にキレイになったとしても、プラークという汚れ自体は食後8時間程でまたすぐに作られてしまうのです。

ですので、歯医者さんでのクリーニングと合わせて毎日の自宅でのケアもとても重要となります。

定期的にチェックしてもらうことでプロの目線で虫歯や歯周病、そして被せ物などの劣化、最近注目されている舌癌など口腔内の異変に気付いてもらうこともできます。

大きな症状がなくても、毎日の口腔内の変化に敏感に、気になるところはしっかり歯医者で診てもらうことで大きなトラブルを未然に防ぐことができます。




<気になるところは我慢せず歯医者へ相談>
しっかりとした予防の意識を持っていないと、症状がない場合、歯科医院への受診は後回しになってしまいがち。

そんな繰り返しをしているうちに、痛みが出て我慢できなくなり、気付いたときには取り返しのつかないことになっている方がたくさんいます。

早く受診していれば一回の治療で終わっていたことも、忙しさなどの理由によって先延ばしにした結果、

ひどい場合だと歯を抜かなくてはいけなくなった、という方もいらっしゃいます。

我慢していたころには、まさか自分の歯を失うなんて考えもしなかったでしょう。

よっぽどの方でない限り、一度ご自身の歯を失うと、その後悔からか定期的に検診を受けるようになる方がとても多いのです。

ですが、失ってからでは遅いのです。みなさん口をそろえて、こうおっしゃいます。「若いころにもっと歯を大事にしておいたらよかった」と。

虫歯や歯周病、そして合わない被せ物なども長く入れていることによるトラブルなんかもあります。

早め早めに気付いて後悔しないように、時々でも専門の歯医者で相談してみましょう。



<まとめ>
歯科の病気には、進行しないと症状が出ないものもあります。ですが、必ずその病気のサインはあります。

そのサインを放っておくことになんのメリットもありません。長生きしたとしても美味しいものを食べられなければなんだか味気ないですよね。


しっかり予防することで、80歳になったときにも20本以上の歯をキープし、健康で快適な未来を手に入れることができますよ。


記事提供:higashi

この記事の関連記事