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歯科医院のデジタル化

患者様向けコラム

2020/12/23

◆歯科医院のデジタル化って?


アナログからデジタルへ。デジタルという言葉は、いまや毎日当たり前に聞く言葉となりましたね。
デジタルが浸透することで、今まで手作業で行っていた作業が効率化できるようになりました。


 


歯科業界でも、デジタル化が急速に進んでいます。
患者様の見えるところでは、デジタル画像を使ってしっかり説明ができるような
設備のある歯医者が増え、レントゲン写真もデータとして管理することも可能に。


 


数十年前までは、レントゲン写真を撮った後は、毎回スタッフが現像室に入り、
現像液につけてレントゲン写真を現像していました。
今考えると、夢でも見ていたのではないかと思うほど昔のことに感じます。


 


そんなデジタル化は、歯科のなかでもかなり幅広いところまで普及し、
被せ物などの技工物にまで適応させることも可能となりました。
そうなることで、忙しい医療業務の効率化や、無駄な資材をカットできるという大きな利点もあるのです。


 


 


 


◆昔と比べての歯医者の変化


最近、歯医者には行かれましたか?久しぶりに行かれた方は驚かれる方も多いかと思います。
なぜならば、医療は日々研究されよりよいものへと進化しています。


 


デジタル化の普及とともに全国各地の歯科医院でも、次世代のデジタル歯科診療のシステムを
積極的に取り入れようとしているところが非常に多く、
患者様が歯科医院で見慣れない機械を目にすることが増えたからです。


 


通院していただいている大切な患者様のために、最善の歯科治療を提供したいと考える歯科医院は多いため、
歯科医療は大きな変革期へ突入しています。
この数年だけでも大きく診療のスタイルが変わっていくことは間違いないといえます。


 


では具体的に、歯科でいう「デジタル化」とはどのようなことを指すのでしょうか?


 


一番大きな変化はやはり、口腔内をスキャナーで撮影してデータとして残し、
タブレット等の画面上で確認することができるようになったということ。
さらにそのデータから模型や技工物をも作れてしまうということ。


 


そしてAIがデータの情報から、最適な歯列の解析をすることも可能に。人がすることにはどうしても限界があります。被せ物などの型どりや作製をするにしても、ある程度の技術は必須です。


 


医療行為では質と量が問われるなかで、デジタル化を取り入れることによりかなりの効率化が期待できます。


 


 


患者様が目にする歯医者のデジタル化


患者様が目にするところで、歯科医療のデジタル化の波はどこまできているのでしょうか?
レントゲン写真のデジタル化はもちろん、口腔内の写真や動画を撮り、すぐさまパソコンの画面上に表示して分かりやすく説明してもらえる。


 


インターネットを介して、データを共有している歯医者さんもあります。
最近では、歯科用のCTも導入している歯医者さんも多いですよね。


 


ただ口腔内を覗いただけでは分からない、全体像をしっかり把握して診察してもらえるのは患者様としては安心ですね。


 


そして今、矯正も型どりがいらない時代に。
嘔吐反射があって型どりが難しい方にもとてもありがたい光学印象という方法で、
データを取り込み、そこからマウスピースを作製し、そのマウスピースで矯正をするというもの。


 


今まで主流だった矯正は、型どりをして模型を作り、そこから矯正医が最終的な歯列を想定し、
定期的にワイヤーを取り替えて歯を移動させるものでした。デジタル化することで、
矯正で歯の動かすプランをAIが想定してくれて、矯正医とデジタルがタッグを組み、効率的な矯正が可能となるのです。


 


 


被せ物もデジタルの時代へ


歯のデータをスキャンすることができるようになり、歯科技工も一気にデジタル化進みました。
現在一部、保険適用にもなっている「CAD/CAM冠」もその一つ。
CAD/CAMによる3Dデータから技工物を作製するという画期的なもの。


 


データにして技工所に受注データを送ることで、模型を無くしたり、
破損させたりという心配がないのと同時に、技工所に模型を送ったり、取りに行ったりという手間も省けます。


 


 


廃棄物が出ない精密なデータ


模型がなくても作れるということは、もちろん型どりをする資材や、使った後の模型の廃棄物が出ないということになります。


 


必要が無くなった石膏模型や、印象材は医療廃棄物として毎日たくさん出てしまいます。
データで技工所に送ることが可能となればもちろんその分、廃棄物も減り、歯科医療は地球にも優しい存在となるのです。


 


 


まとめ


デジタル化が急速に進む歯科医療。患者様に分かりやすい医療を提供するのはもちろん、
それだけに留まらず、いまやスキャンをして技工所にデータを送るだけで技工物が届く時代に。


 


質の高い医療ととともに、効率化を図れるデジタル。
デジタルでは、ボタン一つで間違いを修正できる手軽さもあります。
しかし、そのなかでも実際に口腔内にいれるのはデータではなく技工物。


 


効率化を図りながらも、医療を動かすには人の手が必要。

デジタルと匠の技が組み合わさってこそ患者様に最適な医療を提供できるといえます。

記事提供:higashi


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